頭上に悠然とはためく


という、ラップの部分が耳に残って離れない‥‥というか、歌ってる翔さんを思い出してなんか面白いと思ってしまうわけなんですが。しかし、劇場の大音量で聴くと格好いいよ「Believe」、ホントに。いや多少、上記のラップ部分でいたたまれなくなったとしても。

映画のザックリした感想は本館の方に書いてしまったんだけど、こっちはもうちょっとグダグダつっこんだことを。ネタバレ。






三池監督の作品だし、と思って臨んだのだけど、思ってたよりも更に上をいかれたー!!という印象。最高です。素晴らしいB級。考えるな!感じろ!オレたちのこのやりきった感!という、楽しそうなオトナたちが想像できる。私、すっごい好きなんだよなぁこういうの。既にDVD買う気満々です。

ホント、なんじゃそりゃーって展開がアニメまんまで凄すぎる。ドクロベェからの指令→ドロンボー一味が悪巧み→なぜか簡単にひっかかってしまうひとたち→これで資金確保!メカに投資!→一味のアジトにこっそり侵入して様子を目撃するヤッターマンたち→「次にあいつらが狙ってるのはココよ!」「ヤッターワン出動だ!」‥‥‥結局これの繰り返しでしかないんだけど(笑)それがなんて面白いんだか。くっだらないギャグとか、へんてこメカとかもあると思うけど、やっぱり大きな要因って、ドロンボー一味のキャラクターの立ち具合と、ヤッターマンの出来ないヒーローっぷりなんですかね。

今日キネ旬立ち読みしてて‘ヤッターマンの影が薄い’とか見たけど、本当にそう。マジで1号なんもしてねぇーーーーー!!みたいな場面目白押しで、ニヤニヤが止まりませんでしたよ。オモッチャマに前飛ばれたりとか、ドクロストーンのことよく知らないとか、メカノモト投げてもアッサリ取られたり、大体バージョンアップしたヤツなんて重くて飛ばせてないし。ま、アレを持って走る翔さん、もとい1号*1も可愛いけど。で、いちいち「えぇ?」とか「うぉっ」とか、セリフもできない感満載で愛おしい。それなのに太ももに食いつくわ、唇奪うわ、抱きしめるわ‥‥オイシすぎる1号。

‥‥‥ってここまで書いてて全然褒めてないみたいになったけど、そのダメダメなところがヤッターマンヤッターマンたる所以であって、それに全力で応えた翔さんは本当に格好いい!あなたの演じたヤッターマン、最強です!*2

で、安心力のドロンボー一味。最初に聞いたときは、恭子‥‥ちゃ‥ん?とか思ってたけど、とってもお似合い。というか恭子ちゃんしかいないよ、ドロンジョさまは!という感じでがんばっておられた。1号に恋しちゃうドロンジョさまなんて、恭子ちゃんにしかできません。「このスカポンタン!」とか「やっておしまい!」とか、アニメに似せようとしたのか上手で可愛い。そしてボヤヤンこと生瀬さん‥‥‥すっっげーーーーーーー!!なんつークオリティの高さ!!あ、ケンコバも(笑)わたし、この3人がまた見たいので2作目とかやってくれないかなぁ‥‥でもそれはヒットしないと無理だよねぇ‥‥‥ふふ。

って、キャラクターのことばっかり書いてますけど、セットの美術半端じゃないよね。あとメカのCGとか。その辺りがしっかりしてるから、人物に集中できるということで。いや、監督すごかったっす。いつも女の子の扱いが雑な感じがしてましたが、今回もそんな感じ‥というか基本、キャラクターの扱いが粗略な感じで(笑)あの世界観がメイン!!っていう心意気さえ感じます。さ、いまから雑誌のインタビューを色々と読み返していきますよー。楽しみ楽しみ。早くパンフレットも再入荷しないかなー。

*1:しかし、あのワイヤーシーンをZEROで見たもんだから、それ思い出してまたニヤニヤしてしまったのはいうまでもない

*2:若干茶化してるような気がしなくも‥